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ビブリオマニアになりたくて011/変身

タイトル:変身

著者名:東野圭吾

出版社:講談社文庫

備考:脳移植

JUGEMテーマ:小説全般

電車から…

 

この写真は、ちょっと前に大坂環状線の電車の中から撮ったものです。
慌てて撮ったので、かなりのテンパリようですが…(笑)

大阪駅から、内回りに乗ってすぐ左手にある建物です。
大阪に住んでいる方なら誰もが知っている大阪中央郵便局です。
現在は、再開発に伴って高層化計画が発表されて使われていないようですが、いったいどうするのか気になるところです。設計は、吉田鉄郎氏です。竣工は1939年。東京中央郵便局も手がけています。個人的には、とても良い建物だと思うので、残していって欲しいと思います。派手さはなく、一般の方には古くさくて普通の建物やんと思われるかもしれませんが、現代建築の原型と言えると思います。窓のデザインなどはとても素敵です。写真を見てもらえば分かると思うのですが、上部になるほど小さくなっています。内部の吹抜けもカッコいいです。裏側の階段室のカーテンウォールから見える階段が一番好きです。

2000年に、心斎橋そごうが閉鎖して解体されたことを思い出します。村野藤吾氏が設計した建物だったのですが、非常に残念で残念で…今でも新築された建物の前を通るたびに、少し切なくなるのは私だけではないのでは?と思います。

都市が変化していくことは、決して悪いことじゃないんですが…変わらないものがあってもいいのかなぁ?と…。

ビブリオマニアになりたくて010*plus/錦繍

タイトル:錦繍

著者名:宮本輝

出版社:新潮文庫

備考:書簡体、二回目

基本的には、小説とか書物は個人のナイーブな部分だと思っていて簡単に感想を書くのは良くないのかなぁ?と思っています。でも、個人的には分かり合える人と小説の話をすることは、幸せなことの一つだと思っています。

今回は、*plusと言うことでちょっとだけ感じたことを…ある人の影響で宮本輝氏の小説に出会うことになるのですが、とても好きな小説家です。調べたことはないのですが、優駿以外はすべて所有していると思います。なぜ優駿だけ?と思われる人もいるかもしれませんが、全く深い意味はありません(笑)あまり所有欲はない方だと思うのですが、本だけはなぜか手元に置いときたいと…。そのため、借りて読んだ本でも好きだと思うと、買って来ます(笑)

どの小説もとても素敵なのですが、ふっと「錦繍」を再読したくなって短い小説なので、一日で読んでみました。三年前に読んで、今回が二回目です。たった三年の月日で、されど三年なんだと感じたところです。少し一回目とは、見える部分に違いを感じました。

「バチがあたりそう…」と言っていた人を思い出しました。「バチ」が、この小説にも沢山使われています。「バチがあたる」には、原因と結果すなわち過去と未来が内在しています。この小説では、この過去と未来に挟まれた現在、原因と結果の過程に、人間の営みの良くも悪くも「生そのもの」の美しさを書きたかったのかなぁ?と感じました。この小説では、傷つくことやプライドで、現在・過程を放置して来た二人が手紙のやり取りで過去を再構築し、現在・過程に向き合うことで未来に少しずつ変化を与えていることに気付き、未来について考えることが出来るようになっていきます。現在、過程をどのように向かい合うのか?ということが如何に大切なことか考えさせられます。小説の内容は、とても悲しいものですが、ハリウッド的?ではない明るさも感じるはずです。

是非、読んでみて下さい。

追伸、「生きてることと、死んでることとは、もしかしたら同じことかもしれない」というフレーズが文中に出て来るのですが、正直言うと一回目はよく意味が分かりませんでした。今回は少し分かった気がします。もちろん説明は出来ませんし、気がするだけですけど…笑。

JUGEMテーマ:小説全般

かめら。


昨日、かなり久々に元生徒に会って、ちょっとカメラの話しをしていたのですが

「先生、最近のブログの写真、雑誌か何かの写真ですか?」

と言われまして、そう思われている方もいるのかも?と思いまして…。

ブログで使用している写真は、全てイシウエが撮ったものです!(決意表明…笑)

フィルム時代は、カメラが好きで結構写真を撮っていたのですが、デジタルに移行して何となくカメラの面白さがなくなった気がして、仕事で記録写真ぐらいにしか使用していなかったのです。

使用していたデジカメが「ゴキゲンナナメ」になってきたので、先月思い切ってカメラを買ってみたのですが、かなりマニュアル操作がフィルム時代に使っていたカメラの感覚に近く、ちょっと写真を撮るのを楽しんでいます。

デジカメでも一眼レフなら、マニュアル操作感を楽しめたと思うのですが、写真を見てもらうと分かるように、レンジファインダー型のカタチが好きなんです(笑)どうも、一眼レフの大きさが、僕に涙を誘います。

黒いカメラは、「フォクトレンダーのベッサR」です。

完全フルマニュアルで学生の時より愛用しています。

イベントの案内


「住宅を設計する仲間達」のイベントに参加致しました。

ハービス大阪の4階での展示です。

パネルと模型を展示しておりますので、お近くをお通りしたときは足を運んで頂ければと思います。もちろん無料です(笑)

ちなみに、左下のパネルが当事務所のパネルになります。
デワデワ。
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